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(一財)土木研究センター/お知らせのページ(2020年10月 新着情報)

  


 今月の目次

●読者の声を募集

月刊 土木技術資料「読者の声を募集」

●購読の案内

月刊 土木技術資料
●土木研究所情報 〜令和2年度土木研究所講演会の開催〜
    土研 新技術ショーケース2020in高松の開催について
    土研 新技術ショーケース2020in福岡の開催について
●刊行物の紹介 土工構造物の性能の評価と向上の実務
  のり面表層保護工「GTフレーム工法®」設計・施工マニュアル 改訂版
  山留め式擁壁「親杭パネル壁」 設計・施工マニュアル[改訂版]
●新刊の紹介 土木技術者のためのプロフェッショナルの姿勢と視点

●刊行物一覧

土木研究センター刊行物一覧

●刊行物の斡旋

鹿島出版会・大成出版社刊行物

●コピーサービスの紹介

研究報告等のコピーサービス

●土木技術資料10月号目次

土木技術資料目次 令和2年10月号

 読者の声を募集

 読者の声を募集致します。ふるってご投稿をお願いします。

 また、取り上げて欲しい特集、連載講座、土木用語、論説や報文の内容に関する質問、現場で困っている点、さらに、「土木技術資料」の改革についてのご意見や要望などをホームページまたはメールでお送り下さい。

URL:http://www.pwrc.or.jp/dokusya_koe.html E-mail:dokusha@pwrc.or.jp

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 月刊 土木技術資料の購読のご案内をいたします。

 

  <購 読 料> 土木技術資料 1冊¥1,100(税・送料共込)年間購読料\13,200円(税・送料共込)

 

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月刊 土木技術資料のお問い合 わせ・お申し込み先

一般財団法人 土木研究センター技術研究所 庶務・広報部 池田 敦子
〒300-2624 茨城県つくば市西沢2−2
TEL:029-864-2521 FAX:029-864-2515  E−mail:mail@pwrc.or.jp

 

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また、こちらからも直接申し込みできます。
なお、代金は原則前払いとなっておりますが、後払いも可能です。


 土木研究所情報


〜令和2年度土木研究所講演会の開催〜


 この度土木研究所では、下記のとおり令和2年度土木研究所講演会を開催することとなりました。本講演会は、当所における調査研究成果や最近の土木技術に関する話題・動向について、講演、報告を行うものです。今年度は、①新技術を活用した維持管理・災害時の対応 ②新技術を活用した生産性向上の取り組み ③新機軸となる社会インフラ分野のニーズを中心に紹介します。
 また、慶應義塾大学環境情報学部教授 田中浩也氏の特別講演もございます。
 多くの皆様のご参加をお待ちしております。

1.

主 催

国立研究開発法人土木研究所

2.

後 援

国土交通省/ 公益社団法人土木学会/ 一般社団法人建設コンサルタンツ協会/
一般社団法人全国建設業協会/ 一般社団法人日本建設業連合会/
一般財団法人土木研究センター

3.

日 時

令和2年10月21日(水)10:00〜16:45

4. 場 所 一ツ橋ホール(東京都千代田区一ツ橋2-6-2)
5. 参加費   無料

本講演会への参加は、原則、事前申込みをされた方のみとさせていただきます。また、感染症予防対策の一環として、受付を設置しないため、座席につきましても座席指定とさせていただきます。
感染症予防対策としてのソーシャルディスタンス確保のため、入場可能人数を大幅に制限させていた だきます。

【感染症予防対策について】

日本教育会館が示すセルフチェック項目(下記)に抵触する方の入場はご遠慮願います。

 

【セルフチェック項目】

 

発熱37.5°C以上または平熱比1°C超過

  咳やのどの痛みなど風邪の症状
  臭覚、味覚の異状
  だるさ(倦怠感)、息苦しさ(呼吸困難)を感じる
  体が重く感じる、疲れやすいなどの症状
  感染が疑われる身近な知人や家族、または感染症陽性者との濃厚接触
  過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域などへの渡航ならびに当該在住者と濃厚接触
  ご来場の際は、マスクの着用、手洗いや手指の消毒をお願いします。
  当日はご来場時に検温を行い、高熱の方の入場はお断りいたします。
  運営スタッフは全員マスクを着用いたします。
  当日は時間差による入退場を実施いたします。
  政府の方針等により、本講演会が中止となる場合は、本ホームページで告知し、お申込みの方全員にメールにてご連絡差し上げます。

6.プログラム(注:プログラムの詳細は土木研究所ホームページでご確認ください。)

  10:00〜10:05   開会挨拶   理事長 西川 和廣
  ◆新技術を活用した維持管理・災害時の対応
 

10:05〜10:25

 

AI・ICTを活用した道路橋診断技術の開発

      構造物メンテナンス研究センター 橋梁構造研究グループ長 金澤 文彦
  10:25〜10:45   命を守るための水害対策の研究
      水災害・リスクマネジメント国際センター 水災害研究グループ長 伊藤 弘之
  10:45〜11:05   土砂災害発生時の応急対応にかかるCIMモデルの活用について
      つくば中央研究所 土砂管理研究グループ 地すべりチーム上席研究員 杉本 宏之
  11:05〜11:25   暴風雪による視程障害時の除雪車運行支援技術について
      寒地土木研究所 技術開発調整監付 寒地機械技術チーム上席研究員 片野 浩司
  (11:25〜13:00 休憩)
  

 ◆特別講演

 

 13:00〜14:00

 

大型3Dプリンティングによる新しい社会インフラ構築

          慶應義塾大学 環境情報学部 教授 田中 浩也
   世界各国で、大型3Dプリンティングを用いた橋や、護岸の再構築などのプロジェクトが始まっている。慶応大学では現在世界最大となる30メートル級の3Dプリンタを開発しており、これらをドローンやロボット等と組み合わせることで、新たな社会インフラの仕組みを構築したいと考えている。また特色ある機能性材料をもとに、3Dデータの緻密な設計によってさらなる性能を引き出す「メタマテリアル」設計技術の開発を進めている。本講演ではそれらの現状を述べ、2025年の大阪万博、そして2030年を目指した展開について説明する。

  ◆新技術を活用した生産性向上の取り組み
 

14:20〜14:40

 

建設現場が無人化する日に向けて

      つくば中央研究所 技術推進本部長 岩見 吉輝
  14:40〜15:00   河川CIMで魅力的な川づくりを目指す!
−地形編集と環境評価ツールの開発−
      つくば中央研究所 水環境研究グループ長 萱場 祐一
  15:00〜15:20   見えないひび割れ・塩分を見えるようにする技術
−近接目視が困難な部位等のための点検診断技術の開発−
      先端材料資源研究センター 材料資源研究グループ長 西ア 到
  (15:20〜15:40 休憩)

  ◆新機軸となる社会インフラ分野のニーズ
 

15:40〜16:00

 

地質・地盤リスクにONE-TEAMで対応する
−地質・地盤リスクマネジメントの導入と運用−

      つくば中央研究所 地質・地盤研究グループ 地質チーム上席研究員 阿南 修司
  16:00〜16:20   自然エネルギーを活用したダム堆砂対策技術
−潜行吸引式排砂管の開発−
      つくば中央研究所 水工研究グループ 水理チーム上席研究員 石神 孝之
  16:20〜16:40   舗装の新たな性能規定化に向けて
      つくば中央研究所 道路技術研究グループ長 久保 和幸
  16:40〜16:45   閉会挨拶   理事 渡辺 博志

7.

お申込み

 

参加ご希望の方は、下記のウェブページ(「令和2年度土木研究所講演会」で検索)により事前申込みをお願いいたします。
https://www.pwri.go.jp/jpn/about/pr/event/2020/1021/index.html

   

8.

お申込み・お問合せ先:国立研究開発法人土木研究所 企画部研究企画課
〒305-8516 茨城県つくば市南原1番地6
TEL:029-879-6751、E-mail:kikaku@pwri.go.jp
土木研究所ホームページ http://www.pwri.go.jp/

  ご提供頂いた個人情報は、適正に管理いたしますとともに、国立研究開発法人土木研究所が主催 する講演会等のご案内以外の目的には使用いたしません。
     
9. CPDプログラム:本講演会は、土木学会のCPDプログラム認定を受けています。
※CPDにかかる受講証明書は、1日参加の方にのみ後日郵送いたします。
(引換券は当日、各座席にあらかじめ配付します。)

会場までのご案内
   
  日本教育会館内 一ツ橋ホール
住所:東京都千代田区一ツ橋2-6-2
地図URL:https://www.jec.or.jp/access.html
     
  <地図>  
 
     
  <地図>
  ・地下鉄都営新宿線・東京メトロ半蔵門線神保町駅(A1出口)徒歩3分
・地下鉄都営三田線神保町駅(A1出口)徒歩5分
・東京メトロ東西線竹橋駅(北の丸公園側出口)徒歩5分
・東京メトロ東西線九段下駅(6番出口)徒歩7分
・JR総武線水道橋駅(西口出口)徒歩15分
    

土研 新技術ショーケース2020in高松の開催について


 土研新技術ショーケースは、土木研究所の研究開発成果のうち、現場での工事や各種の業務において適用効果の高い新技術について、社会資本の整備や管理に携わる幅広い技術者を対象に、技術内容の講演と適用に向けての技術相談を行うものです。
 

開  催  日

令和2年12月3日(木)

場    所

高松商工会議所会館 2階(〒760-8515 高松市番町2-2-2)

主    催

国立研究開発法人 土木研究所

共    催 (一社)建設コンサルタンツ協会四国支部
後    援 国土交通省 四国地方整備局、香川県、高松市、(一社)日本建設業連合会四国支部、
(一社)全国建設業協会、(一社)全国測量設計業協会連合会

 講演会プログラム:

 

10:00〜10:10

開会挨拶

  (国研)土木研究所 理事長 西川 和廣
 

10:10〜10:15

来賓挨拶

  国土交通省 四国地方整備局長 丹羽 克彦

<第一講演会場>
 
  【インデクシング】
  10:15〜10:50   インデクシング(1分間の技術紹介)
   
  【道路技術、地質・地盤技術】
 

 11:00〜11:20

緩衝型のワイヤロープ式防護柵

   11:20〜11:40   防水性に優れた橋面舗装
  11:40〜12:00   地質・地盤リスクマネジメントのガイドライン
 
<第二講演会場>
 
【河川技術】

 11:00〜11:15

非接触型流速計

11:15〜11:30   破堤拡幅の推定手法
11:30〜11:45   小規模河川横断工作物に設置可能
な切欠き魚道
 
【道路技術】
11:45〜12:00   大型車対応ランブルストリップス

 【特別講演】

 

 13:00〜14:00

 

コンクリート工の生産性向上方策とその効果

          (国研)土木研究所 理事
(兼)先端材料資源研究センター長 渡辺 博志

  【コンクリート技術、砂防技術、河川技術】
 

 14:00〜14:20

コンクリート用の透明な表面
被覆と視認性評価方法

  14:20〜14:40   地すべり災害対応のCIMモデル
  14:40〜15:00   降雨流出氾濫(RRI)解析モデル
 
【道路技術】
 14:00〜14:15   自然・交通条件を活用した道路
トンネルの新換気制御技術
14:15〜14:30   トンネル補強工法
(部分薄肉化PCL工法)
14:30〜14:45   コンクリート橋桁端部に用いる
排水装置
14:45〜15:00   低燃費舗装(次世代排水性舗装)、
新型凍結抑制舗装、振動軽減舗装

 【四国地方整備局の講演】

 

 15:10〜15:40

 

四国地方整備局での新技術への取組みについて

          四国地方整備局 企画部 技術管理課長 片岡 浩史

  【河川技術】
 

 15:40〜16:00

堤防決壊時に行う緊急対策工事の
効率化に向けた検討資料

  16:00〜16:20   排水ポンプ設置支援装置(自走型)
  16:20〜16:40   3次元の多自然川づくり支援ツール
(iRIC - EvaTRiP & RiTER)
  16:40〜17:00   気液溶解装置(高濃度酸素水を
用いた底層水質改善技術)
 
【道路技術】
  15:45〜16:00   カーボンブラック添加アスファルト
 
【砂防技術】
  16:00〜16:15   既設アンカー緊張力モニタリング
システム(Aki-Mos)
 
【緑化技術】
  16:15〜16:30   土壌藻類を活用した表面侵食防止
工法(BSC工法)
 
【地質・地盤技術】
  16:30〜16:45   土層強度検査棒
  16:45〜17:00   大変位対応型孔内傾斜計

 

 17:00〜17:05

 

閉会挨拶

  (一社)建設コンサルタンツ協会 四国支部長 末澤 等

 

 

建設コンサルタンツ協会CPD認定プログラム、全国土木施工管理技士会連合会CPDS認定プログラム

 

 

参加費:無料・出入自由

 

 

詳細、お申し込みは土木研究所ホームページ(http://www.ceri.go.jp)をご覧ください。

    9:30〜17:00の間は展示・技術相談コーナーを開設し、各技術の担当者が直接技術相談をお受けします。

問 い 合 わ せ 先
つくば中央研究所   技術推進本部
上席研究員

齋藤 清志
    主任研究員 小林 肇
  電話 029-879-6800(直通)

土研 新技術ショーケース2020in福岡の開催について


開  催  日

令和2年12月17日(木)

場    所

福岡県中小企業振興センター2階(〒812-0046 福岡市博多区吉塚本町9-15)

主    催

国立研究開発法人 土木研究所

共    催 (一社)建設コンサルタンツ協会九州支部
後    援 国土交通省 九州地方整備局、福岡県、福岡市、(一社)日本建設業連合会九州支部、
(一社)全国建設業協会、(一社)全国測量設計業協会連合会

 講演会プログラム:

 

10:00〜10:05

開会挨拶

  (国研)土木研究所 理事 渡辺 博志
 

10:05〜10:10

来賓挨拶

  国土交通省 九州地方整備局長 村山 一弥

<本講演会場>
 
  【インデクシング】
  10:10〜10:40   インデクシング(1分間の技術紹介)
   
  【道路技術、コンクリート技術、防災技術】
 

 10:50〜11:10

低燃費舗装(次世代排水型舗装)

   11:10〜11:30   低炭素型セメント結合材を用いた
コンクリート構造物の設計施工
ガイドライン
  11:30〜11:50   コンクリート構造物における
表面含浸材の適用手法
  11:50〜12:10   水災害対応ヒヤリ・ハット事例集
(地方自治体編)
 
<展示・技術相談コーナー>
 
【河川技術】

 10:50〜11:10

非接触型流速計

 
【砂防技術】
11:10〜11:30   既設アンカー緊張力モニタリング
システム(Aki-Mos)
 
【緑化技術】
11:30〜11:50   土壌藻類を活用した表面侵食防止
工法(BSC工法)

 【特別講演】

 

 13:00〜14:00

 

演題未定

          (国研)土木研究所 理事長 西川 和廣

  【地質・地盤技術】
 

 14:00〜14:20

砕石とセメントを用いた高強度
地盤改良技術(グラベルセメン
トコンパクションパイル工法)

  14:20〜14:40   衝撃加速度試験装置による盛土
の品質管理技術
  14:40〜15:00   土層強度検査棒
 
【道路技術】
  14:00〜14:20   自然・交通条件を活用した
道路トンネルの新換気制御技術
  14:20〜14:40   トンネル補強工法
(部分薄肉化PCL工法)
  14:40〜15:00   新型凍結抑制舗装、振動軽減舗装、
防水性に優れた橋面舗装
 

 【九州地方整備局の講演】

 

 15:15〜15:35

 

BIM/CIMの活用促進に向けた検討
〜多自然川づくりにVRを使用した合意形成手法の検討〜

          九州地方整備局 九州技術事務所長 坂元 浩二

  【斜面技術、砂防技術、河川技術】
 

 15:35〜15:55

写真計測技術を活用した斜面点検
手法

  15:55〜16:15   地すべり災害対応のCIMモデル
  16:15〜16:35   降雨流出氾濫(RRI)解析モデル
  16:35〜16:55   3D浸水ハザードマップ作成技術
 
【道路技術】
 15:35〜15:55   コンクリート橋桁端部に用いる
排水装置
 
【コンクリート技術】
 15:55〜16:15   コンクリート構造物の補修対策
施工マニュアル
 
【鋼構造物技術】
 16:15〜16:35   チタン箔による鋼構造物塗膜の
補強工法
 
【地質・地盤技術】
 16:35〜16:55   大変位対応型孔内傾斜計

 

 16:55〜17:00

 

閉会挨拶

  (一社)建設コンサルタンツ協会 九州支部長 福島 宏治

 

 

建設コンサルタンツ協会CPD認定プログラム、全国土木施工管理技士会連合会CPDS認定プログラム(予定)

 

 

参加費:無料・出入自由

 

 

詳細、お申し込みは土木研究所ホームページ(http://www.ceri.go.jp)をご覧ください。

    9:30〜17:00の間は展示・技術相談コーナーを開設し、各技術の担当者が直接技術相談をお受けします。

 また、以下の開催を予定しています。(開催地により講演プログラムが異なります)

 《新技術ショーケース2021 in 大阪》

 

開催日

2021年1月28日(木)

 

場 所

大阪国際交流センター(大阪市天王寺区上本町8-2-6)


問 い 合 わ せ 先
つくば中央研究所   技術推進本部
上席研究員

齋藤 清志
    主任研究員 小林 肇
  電話 029-879-6800(直通)

 刊行物の紹介


土工構造物の性能の評価と向上の実務

 

 道路分野では、道路土工構造物技術基準の制定(平成27年3月)、道路土工構造物点検要領の制定 (平成29年8月)、落石対策便覧の改訂(平成29年12月)など、盛土を含めた土工構造物に対する設計・施工・維持管理ための義務的な技術的対応の必要性が求められています。また、近年の地球温暖化に起因した豪雨による斜面崩壊、土石流被害、越流破堤・浸水被害や、地震による複合構造的な災害など、自然災害による土工構造物の被害が顕在化しており、その対応が急務となっています。
 このような土工構造物を取り巻く背景の変化の中にあって、制定された基準、要領などの遵守と適切な運用が求められていますが、土工構造物には固有な地域性、不均一性、不確実性などにより、解決すべき課題が多くあります。そのため、実務として取り組むには、基準類の背景にある諸課題を掘り下げて具体化するとともに、その解決のための具体的な対処方法を提起することは必要かつ有効になります。
 本書で取り扱う内容は、土工構造物に関わる課題を網羅するものではありませんが、基準類で規定された事項、技術的に確立されたものに留まらず、今後の取り組みの方向性、基準類の運用に際しての課題を提起すると共に、全てではありませんが、それらの対応方法を例示しています。なお、本書は平成26年(2014年)10月に一般財団法人土木研究センターが発行した「盛土の性能評価と強化・補強の実務」 の後継になります。

 

編  集 :

一般財団法人災害科学研究所 「土工構造物の性能向上技術普及研究会」
 

発  行  所 :

一般財団法人土木研究センター

  本体価格 :

3,500円(税抜)

 

発   行 :

2019年8月


目 次

第1章

 

土工構造物の性能評価の課題と対応

第2章

 

地震動の設定と適用

 

第3章

 

土工構造物の設計・施工・維持管理

  第4章   土構造物の浸透挙動把握と排水対策
  第5章   土工構造物の健全性評価
 
 
あとがき
付属資料
研究会委員および執筆者

 刊行物の紹介


のり面表層保護工「GTフレーム工法®」設計・施工マニュアル 改訂版

 
 「GTフレーム工法®」は、ジオグリッドと改良土(短繊維混合補強砂)で構成したのり枠工と植生工とを組み合わせ、のり面全体を緑化できるのり面保護工法です。平成21年4月に建設技術審査証明(建技審証第0902号)を取得し、自然斜面や切土斜面の表層保護、さらにのり面崩壊対策や災害復旧対策などで普及し、多くの実績を有しております。
 今般、当センターでは、当該工法の計画、調査、設計、施工及び維持管理の基本的な考え方や、技術的な事項を示した、「GTフレーム工法®」設計・施工マニュアル改訂版」を新たに発刊いたします。
 本工法は、平成30年6月には、これまでの実績と工法の有用性が認められ、公共工事等に関する技術の水準を一層高めるために選定された画期的な新技術として、国土交通省より「平成30年度 推奨技術 (新技術活用システム検討会議(国土交通省))」に選定されるなど、今後さらに普及することが期待されています。
 
編   集

のり面表層保護工 「GTフレーム工法®
設計・施工マニュアル編集委員会

発 行 所 一般財団法人土木研究センター
発   行

2018年11月

 

本体価格

2,400円(税抜)

主な内容  
  1章 総 説   5章  施工
  2章 GTフレーム工法の基本   6章  維持管理
  3章 計画・調査   参考資料
  4章 設 計      

 刊行物の紹介


山留め式擁壁「親杭パネル壁」 設計・施工マニュアル 改訂版

 
(一財)土木研究センターでは、技術審査証明を発行した民間開発技術の中から、施工実績が多く、今後も広く活用されることが期待できる山留め式擁壁『親杭パネル壁』の設計・施エマニュアルの改訂版を発行しました。
 
 山留め式擁壁『親杭パネル壁』は、基礎の掘削面積や切土範囲を少なくでき、長大な切土法面の出現や残土の発生量を減らすことができ、施工が容易であることから、急峻地形での道路拡幅や道路災害復旧に有効な擁壁を構築することができます。
      目 次          
 

発  行

2017年11月

体  裁

A4判 160頁

価  格

2,200円(税、送料別)

 

1章 

概要

2章 

親杭パネル壁の諸元

3章 

計画および調査

4章 

設計

5章 

施工

6章

維持管理

 

設計事例

(1) 

自立式親杭パネル壁

(2) 

アンカー 式親杭パネル壁

(3)  親杭パネル壁の耐震性

施工実績

 


 新刊の紹介


土木技術者のためのプロフェッショナルの姿勢と視点

 

 本書は、大きく変化する社会的状況に置かれている若手・中堅の土木技術者、学生の皆さんなどが、 土木あるいは自らの使命を認識し、将来の進む方向を考える際の参考になることを意図しています。
 本書は二部構成であり、第T部は土木技術者の倫理、土木のプロフェショナルとして必要な11の姿勢、 第U部は土木技術者として業務を実施する際に必要な9の視点を提起するとともに、計画・設計に有益な 資料を付属しています。
 本書の目次(節・項は割愛)は下記の通りですが、土木技術者の皆さんの日頃の業務において有益と 思われる事項を幅広く取り上げています。例えば、第U部の「視点8のU8.2地盤の液状化の評価に関わ る指標のルーツ」では、現在、一般的に用いられている“液状化に対する抵抗率(FL)”の40年前の生い 立ちを紹介しています。
 さて、土木技術者は、将来の如何なる状況においても、プロフェッショナル、専門家としてのプライ ドをもって臨み、国民の付託に応えるとともに、自らの生き甲斐に繋げることが最良ですが、本書がそ の一助になれば幸いです。

 

著  者 

常田賢一
 

編集・発行

一般財団法人土木研究センター

  体  裁 B5版 237頁 全カラー
  本体価格

2,000円(税抜)

  発  行

2020年6月

 

目 次:
  まえがき
  第T部 土木のプロフェッショナルとしての姿勢
    姿勢1 土木の先人の偉業、思いを忘れない
    姿勢2 土木技術者が活躍する場の多様性を知る
   

姿勢3 土木技術者の行動規範・倫理規定を理解する

   

姿勢4 プロフェッショナル意識により倫理を実践する

    姿勢5 不正に対するペナルティを自覚し、行動する
    姿勢6土木の存在感の高揚と全体最適のための産学官の連携
    姿勢7 自己の存在証明を向上し、発信する
    姿勢8 立場に応じた権限と義務を自覚し、果たす
    姿勢9 土木技術者の資格の意義を知り、自己研鑽に努める
    姿勢10 土木の特異性、建築との差異を理解し、土木の意義を発揮する
    姿勢11 土木のデザイン、プロジェクトデザイナーを意識する
  第U部 土木技術者としての多面的な視点
    視点1 感度を磨き、災害の示唆を見逃さず、学ぶ
    視点2 定式化、モデル化の意義と意味
    視点3 個別段階から全段階の最適化と連携
    視点4 視野を広げ、発想を転換
    視点5 デジタルとアナログ、視覚情報の理解
    視点6 現状に留まらない、先を読む
    視点7 土木施設は資源
    視点8 既存技術を鵜呑みせず、ルーツを知り、さらに展開
    視点9 魅力と生き甲斐のある土木に変貌
  あとがき
  付属資料:計画・設計で活かせる知見/7項目
  【豆知識】/15項目
   
  *目次の章節項は、http://www.pwrc.or.jp/books/book_046.htmlをご参照下さい。
   

 刊行物の紹介


土木研究センター刊行物一覧


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刊 行 物 名
発行年月
判型
 頁 
本体価格
送料
一般
賛助会員
土木技術者のためのプロフェッショナルの姿勢と視点 【新刊】
R2.6
B5
237
2,000
1,800
土工構造物の性能の評価と向上の実務
R1.8
A4
316
3,500
3,150
のり面表層保護工「GTフレーム工法®」設計・施工マニュアル [改訂版]
H30.11
A4
125
2,400
2,160
山留め式擁壁「親杭パネル壁」 設計・施工マニュアル [改訂版]
H29.11
A4
160
2,200
1,980
「耐候性大型土のう積層工法」設計・施工マニュアル 改訂版
H29.10
A4
124
1,700
1,530
のり面保護用連続繊維補強土
「ジオファイバー工法」 設計・施工マニュアル 改訂版
H29.6
A4
78
2,200
1,980
「箱型擁壁」工法 設計・施工マニュアル
H28.7
A4
109
2,500
2,250
鉄鋼スラグ路盤設計施工指針
H27.3
A4
110
3,000
2,700
「ラブルネット積層工法」設計・施工マニュアル
H27.1
A4
114
1,900
1,710
アデムウォール(補強土壁)工法 設計・施工マニュアル
H26.12
A5
330
4,300
3,870
盛土の性能評価と強化・補強の実務
H26.10
A4
228
3,000
2,700
補強土(テールアルメ)壁工法 設計・施工マニュアル(第4回改訂版)
H26.8
A5
477
5,000
4,500
多数アンカー式補強土壁工法設計・施工マニュアル 第4版
H26.8
A5
397
4,800
4,320
「海岸侵食の実態と解決策」宇多高明著 CD-ROM版
H26.6
-
304
3,500
3,150
ジオテキスタイルを用いた補強土の設計・施工マニュアル(第二回改訂版)
H25.12
A5
457
5,500
4,950
建設発生土利用技術マニュアル(第4版)
H25.12
A5
204
2,000
1,800
わが国の免震橋事例集 (特別価格)
H23.12
A4
247
857 
 771
道路橋の免震・制震設計法マニュアル(案) (特別価格)
H23.12
A4
288
1,143
1,028
全素線塗装型PC鋼より線を使用したPC構造物の設計・施工ガイドライン
H22.3
A4
162
3,000
2,700
実務者のための護岸・根固めブロックの選定の手引き(案)
H22.6
B5
138
4,286
3,857
ジオテキスタイルを用いた軟弱路床上舗装の設計・施工マニュアル
−路床/路盤分離材としての利用− (
特別価格)
H21.11
A4
122
1,500
1,350
建設工事で遭遇する廃棄物混じり土対応マニュアル
H21.10
B5
113
4,000
3,600
現場発泡ウレタン超軽量盛土工法 設計・施工マニュアル
H20.4
A4
139
2,381
2,143
実務者のための養浜マニュアル
H17.10
A5
170
2,381
2,143
落橋防止構造設計ガイドライン(案)
H17.7
A4
73
3,810
3,429
土木コンクリート構造物の剥落防止用赤外線サーモグラフィによる変状調査マニュアル
H17.3
A4
108
4,285
3,857
グラウンドアンカー受圧板設計・試験マニュアル
H16.12
A4
83
3,000
2,700
陸上工事における深層混合処理工法設計・施工マニュアル改訂版
H16.3
A5
334
4,500
4,050
超早強コンクリート利用技術マニュアル
H12.9
A5
80
3,000
2,700
発生土利用促進のための改良工法マニュアル
H9.12
A4
177
4,000
3,600
コンクリ−トの耐久性向上技術の開発
H1. 5
A4
438
7,619
6,857

 刊行物の斡旋


鹿島出版会・大成出版社刊行物


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刊行物名
発行年月
判型
 頁 
本体価格
送料
一般
賛助会員
建設工事で発生する自然由来重金属等含有土対応ハンドブック
H27.3
A4
101
2,000
1,800
建設工事で遭遇する地盤汚染対応マニュアル[改訂版]
H24.4
B5
160
2,400
2,160
建設工事で遭遇するダイオキシン類汚染土壌対応マニュアル[暫定版]
H17.12
B5
128
2,200
1,980
土壌のダイオキシン類簡易測定法マニュアル
H18.4
A4
83
1,900
1,710

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一般財団法人 土木研究センター 技術研究所 庶務・広報部 木本ひろみ

 

〒300-2624 茨城県つくば市西沢2-2
TEL:029-864-2521 FAX:029-864-2515 E-mail:mail@pwrc.or.jp

 

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 土木技術資料目次


土木技術資料目次 令和2年10月号
特 集:道路構造物の強靭化に向けて

特集担当編集委員 福田敬大

区分
題  名
著者名
巻頭言 着実に維持管理は進化している 久田 真
5
論説 2040年の道路の景色と、道路構造物強靱化への取組み 木村嘉富
6
 
特集報文

道路構造物の点検・監視の高度化と省力化に向けた取組み

餘久保 陽・白戸真大
8
道路橋の合理的な補修補強設計に向けた取組み 山田慎太郎・中尾 勝・市川幸治・白戸真大
14
地震時の液状化によるカルバートの被災発生の要因分析 伊藤浩和・佐々木惇郎・佐々木政和・七澤利明
18
道路土工構造物の点検と基準類への反映に向けた取組み 藤原年生・石原一輝・渡邉一弘
22
現場適用性を考慮したリモートセンシング技術による道路被災状況調査方策の提案 梅原 剛・森 賢二・渡邉和宏・増田 仁・片岡正次郎
26
戦略的な人材育成に向けた道路橋を維持管理する技術力解明の試み 宮原 史・星隈順一
30
現地レポート 道路鉄道併用トラス橋の耐震補強 金田崇男・村上博基・平山靖之
36
塑性化を考慮した鋼桁設計法の開発 宮下 剛・小野 潔
40
一般報文 気候変動適応策に向けた新たな水害リスクの評価と治水対策の構築 武田淳史・山田朋人・服部 敦・関 克己
44
平成30年北海道胆振東部地震における下水道管路施設の被害傾向分析 山路昂央・平出亮輔・M田知幸・岡安祐司
50
 
研究コラム 道路基盤構造実験施設の紹介 〜災害時の道路の通行機能を確保する技術を検証〜
54
新しい技術情報・基準・指針 海岸保全施設維持管理マニュアルの改訂
55
情報コーナー
57
報文抄録
2
編集後記/次回報文予告
58
お知らせのページ
60
今月の表紙 瀬戸大橋の櫃石島高架橋(トラス部)で耐震補強工事が行われた。高さ1.2mのトラス桁の鋼製支承を免震ゴム支承に取替えて全体系の免震化を実現したもので、道路鉄道併用橋の耐震補強では国内初となるものである。令和元年度土木学会田中賞を受賞。詳細は現地レポートを参照。
(写真提供:本州四国連絡高速道路株式会社)

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