建設工事から発生する土砂を有効に利用するために、国土交通省では平成18年8月に「発生土利用基準について」を見直し、土質区分基準や適用用途標準等の表の差替えがなされました。 本マニュアルは円滑に発生土を利用できるよう上記の「発生土利用基準について」の運用を技術的に解説したものであります。 第4版では、改定された発生土利用基準に整合させるとともに、平成18年に見直された「建設汚泥利用基準」や、平成22年に改正された土壌汚染対策法をはじめ、新たに出版された「建設工事で遭遇する地盤汚染対応マニュアル(改訂版)や「建設工事で遭遇する廃棄物混じり土対応マニュアル」等の関連マニュアルに合わせて内容の見直しを行っております。
監 修
建設発生土利用技術マニュアル検討委員会
編 著
独立行政法人土木研究所
発行所
一般財団法人 土木研究センター
発売所
丸善出版(株)
定 価
2,000円(税別)
1. 総説
1-1
目的
1-2
適用
1-3
留意事項
2. 発生土利用のための考え方
2-1
概説
2-2
検討手順
3. 土質区分基準および土質区分判定のための調査
3-1
3-2
土質区分基準
3-3
土質区分判定のための調査
4. 適用用途標準
4-1
4-2
適用用途標準
5. 用途別利用方法
5-1
5-2
工作物の埋戻しへの利用
5-3
土木構造物の裏込めへの利用
5-4
道路(路床)盛土への利用
5-5
道路路体用盛土への利用
5-6
高規格堤防への利用
5-7
一般堤防への利用
5-8
宅地造成への利用
5-9
公園・緑地造成への利用
5-10
水面埋立への利用
6. 土質改良工法
6-1
6-2
適用工法
7. 施工過程での品質保証・施工管理方法
7-1
7-2
発生側における品質保証・施工管理方法
7-3
利用側における施工管理方法
資料1 発生土利用基準
資料2 土質改良プラントおよびストックヤードの機能と品質管理
資料3 利用事例