(一財)土木研究センター/企画・審査部/コンクリート研究室の業務内容

コンクリート研究室の業務内容

 コンクリート研究室では、コンクリート構造物の維持管理に関する支援業務や技術開発、ならびにコンクリート分野に関連する材料や工法の性能証明などの業務を行っています。

 
1.コンクリート研究室(平成23年4月 開設)
  1.1 コンクリート構造物の維持管理に関する支援・技術開発
      コンクリート構造物の劣化現象は、コンクリートの内部で進行し、外観では分からないものが多く存在します。
コンクリート研究室では、既設コンクリート構造物の調査・診断、補修補強技術等、維持管理全般に関する研究開発や設計などの支援活動を行っております。
       
   

【取組み例】

疲労とASRによる複合劣化に関する鉄筋コンクリート床版の劣化度診断手法、および劣化予測技術の研究・開発
        疲労とASRが進行している鋼橋の鉄筋コンクリート床版について、現状の損傷レベルがどの程度にあるのか、今後どれくらいの期間供用できるのか、凍結防止剤に含まれるアルカリ分と塩分の影響による劣化メカニズムの解明等に関し、構造力学的な要素を含めた研究・開発を産学共同で行っています。本取組み例については下図のフローおよびスケジュールで活動しております。
      鉄筋コンクリート床版の劣化度診断フロー
       
  1.2 コンクリート分野に関連する材料・工法の性能証明事業
    【取組み例】 撥水性を有する浸透性コンクリート保護材の性能証明
       本性能証明は(独)土木研究所と浸透性コンクリート保護材研究会の共同研究により報告された「土木研究所資料第4186号 コンクリート表面保護工の施工環境と耐久性に関する研究 --浸透性コンクリート保護材の性能持続性の検証と性能評価方法の提案--」の内容に基づいて試験を実施し、材料の性能を証明するものです。また、本性能証明評価に対して、大学、土木研究所等のメンバーで構成する委員会を発足し、試験方法や評価方法などの向上に努めております。
      浸透性コンクリート保護材を塗布している状況
      コンクリート試験体の2面に浸透性コンクリート保護材を塗布している状況

企画・審査部の業務内容

 

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