(一財)土木研究センター/開発技術の紹介/護岸ブロック水理特性値試験

 

護岸ブロック水理特性値試験

 

護岸ブロック水理特性値試験法

 近年の河川構造物の性能規定化に対し、護岸の設計も例外ではなく、現状では流水に対する護岸の力学的安定性を照査する手法として「護岸の力学設計法」がまとめられております。この手法に基づき護岸の力学的安定性を照査するためには、ブロック固有の水理特性値が必要となり、これらの値を求めるための標準的な試験法の制定が望まれていました。
 このような背景のもと当一般財団法人土木研究センターでは、この水理特性値、具体的に 抗力係数CD、 揚力係数CL、相当粗度ks等を一定の精度で求められる試験法を策定し、「護岸ブロック試験法検討委員会」の承認を受け、「護岸ブロックの水理特性試験法マニュアル」として平成11年7月発刊しました。
 その後、多数の試験を行った結果、ブロックの試験法に対する工学的な知見が多数得られ、試験の合理化が可能となったため、平成15年7月に第2版を発刊しました。

 

水理特性値試験の概要

 ブロックの抗力・揚力係数は、流れのレイノルズ数の違いにより影響を受けます。実河道でのレイノルズ数はおよそ105〜106のオーダーと言われていますが、この試験法では試験の汎用性を高めるため、既往の実験成果や実験結果からレイノルズ数の範囲を1×104〜5×104程度としており、これを計測するための水路は以下の仕様を標準としておりまます。

 水理特性値の実験に際し、上記に示すような水路を保有する測定会社を公募により、審査・選定し、あらゆる形のブロックに対応できるよう試験体制を整えております。

■模型縮尺
 本試験は、縮尺模型によって測定を実施します。
 模型縮尺は原寸から1/10程度が基本となっています。

■試験の種類

 

 

 

水理特性値の評価

 


本試験法に基づいた試験の実施を希望される方は、お気軽に下記担当者にご相談ください。

一般財団法人土木研究センター 河川・海岸研究部 五十嵐・熊田・酒井
〒110-0016 東京都台東区台東1-6-4タカラビル3F
TEL:03-3835-3609 FAX:03-3832-7397 e-mail:kenkyu1@pwrc.or.jp


護岸ブロックの水理特性値試験に必要な書類

(1)

護岸ブロックの水理特性値試験依頼書

2部

【ダウンロード/Word形式】

(2)

護岸ブロック技術データ

5部

【ダウンロード/Word形式】

(3)

会社概要パンフレット

5部

(4)

カタログ等

5部

(5)

護岸ブロックの縮尺模型

 試験のお申込み、およびお問合せは下記までお願いいたします。

【 担 当 】

 〒110-0016 東京都台東区台東1-6-4 タカラビル
       一般財団法人土木研究センター 
       河川・海岸研究部 五十嵐・熊田・酒井
       TEL  03−3835−3609
       FAX  03−3832−7397
       E-MAIL kenkyu1@pwrc.or.jp


護岸ブロックの水理特性値試験のながれ


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