令和7年度上期における「なぎさ総研」の研究成果
   

 令和7年度上期も今までと同様研究を進めました.この間,2025年4月から2025年9月までの上半期には次の6件の論文を出しました.諸論文が5件,土木技術資料が1件です.6月末には徳島での海洋開発シンポジウムにも参加し,8件の論文発表を行いました.また11月開催の海岸工学の講演会では14件の論文の発表を,またAPACでは4件の論文の発表を予定しています.これらの論文の公表には少し時間を要し,9月末までには間に合いませんでした.また,上半期にはJICAの海岸案件にも積極的に関わり,7月24日~8月1日にはMaldivesで洲島の調査を行いました.また,9月9日~9月12日には自主研究として沖縄の久米島の海岸の現地調査を行いました.さらに9月28日~10月4日には,昨年に続いてBali島へ出かけ,いくつかの海岸で現地調査を行いました.

 

[諸論文]

1)

Uda, T., Sumita, A., Uchiyama, S. and Murata, M.: Prediction of overall beach changes on Shizuoka and Shimizu coasts using a morphodynamic (BG) model. J Environ Sci & Sustain & Green Innov, 1(2), 01-15, 2025.

2)

宇多高明:自然のポケットビーチの観察-渡嘉志久ビーチと南伊豆の弓ヶ浜の例,(一社)全国海岸協会,第6回海岸セミナー講義集,pp.43-64, 2025.

3)

宇多高明,五十嵐竜行,伊達文美:入射波向の変化に起因する来間島南部の長崎浜での汀線変動,日本沿岸域学会研究討論会2025講演概要集, セッション8-1, pp.1-3, 2025.

4)

宇多高明,大木康弘:前浜に設置された鋼矢板前面での堆砂,日本沿岸域学会研究討論会2025講演概要集, セッション8-2, pp.1-4, 2025.

5)

宇多高明,野志保仁:2023年台風6号に伴う波浪による与那覇前浜ビーチの侵食とその後の変形,日本沿岸域学会研究討論会2025講演概要集, セッション8-3, pp.1-5, 2025.

 

[土木技術資料]

1)

宇多高明:フィリピンで急速に進められている海岸堤防の建設は環境破壊か?海岸防護か?, 土木技術資料,Vol.67-10,pp.54-57,2025.



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