令和5年度上期における「なぎさ総研」の研究成果
   

 令和5年度上期にもコロナに感染することなく,今まで通り仕事を進めました.2023年4月から2023年9月までの上半期には,次の10件の論文を出しました.Coastal Sedimentsが2件,諸論文が7件,土木技術資料が1件です.また,6月末には網走での海洋開発シンポジウムにも参加し,10件の論文発表を行いましたが,論文の公表には少し時間を要し,9月末までには間に合いませんでした.なお,令和3年度上期には「Beaches in Okinawa and Recent Changes, Second Edition」の第二版を出版し,土木研究センターより定価8,000円(消費税別)で配布しています.また,上半期にはJICAの海岸案件にも積極的に関わり,7月にはMaldivesの洲島の調査を,8月には北ジャワを,さらに9月末にはPhilippineの海岸調査を行いました.

 

[Coastal Sediments]

1)

Mita, S., Uda, T. and Noshi, Y.: Simultaneous observation of beach changes and deposition of marine debris due to storm waves using UAV, Coastal Sediments 2023, ASCE, pp. 1551-1564, 2023.

2)

Uda, T., Miyahara, S. and Serizawa, M.: Deformation of lakeshore sandbar due to High-angle wave instability, Coastal Sediments 2023, ASCE, pp.1766-1780. 2023.

 

[諸論文]

1)

宇多高明:沖合構造物により波浪場が規定された海岸での海岸保全の限界-鹿島灘沿岸と福井県浜住海岸の例-,(一社)全国海岸協会,第4回海岸セミナー講義集,pp.71-84,2023.

2)

野志保仁,宇多高明,石井優気,中田祐希,三田周平:漂砂バランスの崩れに起因した汀線後退による直立護岸の倒壊,日本沿岸域学会研究討論会2023講演概要集,No.35(PDF),セッション1-1,2023.

3)

倉上桃佳,宇多高明,伊達文美,野志保仁,佐久間和也,生田目瑠偉:沖縄備瀬海岸での侵食に伴うbeach rockの剥離現象,日本沿岸域学会研究討論会2023講演概要集,No.35(PDF),セッション1-2,2023.

4)

星上幸良,宇多高明,永野千紘,三浦颯斗,伊逹文美:茅ヶ崎海岸の養浜盛り土の変形に関するUAV測量と現地調査,日本沿岸域学会研究討論会2023講演概要集,No.35(PDF),セッション1-4,2023.

5)

宇多高明:MaldivesのMale島東岸における越波防止に関する現地調査,日本沿岸域学会研究討論会2023講演概要集,No.35(PDF),セッション5-1,2023.

6)

大木康弘,宇多高明:河原子港への飛砂堆積に対する適正な土砂管理の提案,日本沿岸域学会研究討論会2023講演概要集,No.35(PDF),セッション5-2,2023.

7)

真壁祐太,宇多高明,大中晋,森智弘:偏東風の作用を受けるジャワ島北岸のRembang沿岸の漂砂と海岸保全,日本沿岸域学会研究討論会2023講演概要集,No.35(PDF),セッション9-1,2023.
 

[土木技術資料]

1)

宇多高明,伊達文美:海底谷への土砂流出による西湘海岸の侵食と今後の海岸保全,土木技術資料,Vol.65-4,pp.56-59,2023.



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