平成15年度下期における「なぎさ総研」の研究成果

 

 今回も各地の海岸を訪れるとともに、多くの人々との共同の研究を進め、2004年3月までに次の研究発表を行いました。また近々山海堂より、「海岸侵食の実態と解決策」と題する本が出版されます。1997年発刊の「日本の海岸侵食」の姉妹編です。

 なお、水工学論文集の巻数が「第47巻」と記載されていましたが、「第48巻」の間違いでしたので、この部分を2014年9月30日、修正しました(赤色付け部分)。

 

〔海岸工学論文集〕

1)

柴崎 誠・宇多高明・芹沢真澄・熊田貴之・小林昭男(2003):離岸流発生を助長するリップチャネルの形態について, 海岸工学論文集, 第50巻, pp.146-150.

2)

芹沢真澄・宇多高明・三波俊郎・古池 鋼(2003):等深線変化モデルの拡張によるx-yメッシュ上の水深変化の計算法, 海岸工学論文集, 第50巻, pp.476-480.

3)

熊田貴之・小林昭男・宇多高明・芹沢真澄(2003):沿岸・岸沖漂砂による粒径分級を考慮した等深線変化モデル, 海岸工学論文集, 第50巻, pp.481-485.

4)

酒井和也・熊田貴之・小林昭男・宇多高明・芹沢真澄・野志保人(2003):混合粒径砂による離岸堤周辺の海浜変形の実験と計算, 海岸工学論文集, 第50巻, pp.486-490.

5)

鳥居謙一・福濱方哉・人見 寿・宇多高明・芹沢真澄(2003):等深線変化モデルによる人工リーフ周辺の海浜変形予測, 海岸工学論文集, 第50巻, pp.491-495.

6)

酒井和也・小林昭男・宇多高明・芹沢真澄・熊田貴之(2003):波の遮蔽構造物を有する海岸における3次元静的安定海浜形状の簡易予測モデル, 海岸工学論文集, 第50巻, pp.496-500.

7)

青木伸一・加藤 弘・宇多高明・大隈 一(2003):天竜川河口以西での西向き沿岸漂砂の発達の検証とそれに起因する汀線変化, 海岸工学論文集, 第50巻, pp.571-575.

8)

熊田貴之・宇多高明・芹沢真澄・小林昭男(2003):混合砂による養浜時縦断形予測モデル, 海岸工学論文集, 第50巻, pp.596-600.

9)

芹沢真澄・宇多高明・清野聡子・峰島清八・高橋和彦・星上幸良・種崎晴信(2003):岩礁帯に隣接する緩傾斜護岸の越波特性を考慮した保全対策の検討-千葉県白渚海岸の例-, 海岸工学論文集, 第50巻, pp.651-655.

10)

清野聡子・宇多高明・佐保哲康・安田英一・平野芳弘・足利由起子(2003):中津干潟大新田海岸の保全施設計画時における護岸端部の侵食と河口砂州変動モニタリング, 海岸工学論文集, 第50巻, pp.1156-1160.

11)

清野聡子・足利由起子・佐保哲康・安田英一・平野芳弘・宇多高明・池田 薫(2003):海岸・河口の自然地形と生態系の海岸保全施設としての評価-中津干潟大新田海岸における懇談会の議論と技術検討-, 海岸工学論文集, 第50巻, pp.1341-1345.

12)

宇多高明・大須賀 豊・大中 晋・石見和久・芹沢真澄・三波俊郎・古池 鋼(2003):リーフの大規模掘削に起因するバリアーの形成と海岸侵食, 海岸工学論文集, 第50巻, pp.1356-1360.

13)

宇多高明・大須賀 豊・大中 晋・石見和久・三波俊郎・芹沢真澄・古池 鋼(2003):Bali島南部Nusa Dua海岸の侵食と対策, 海岸工学論文集, 第50巻, pp.1361-1365.

 

〔環境システム〕

1)

清野聡子・宇多高明(2003):絶滅危惧生物カブトガニの保護・生息地保全対策からみた河口域・干潟の保全・環境計画における課題と提案,環境システム研究論文集,第31巻,pp.133-143.

 

〔月刊海洋〕

1)

宇多高明(2004):海岸侵食が拡大を続ける本質的原因について, 月刊海洋, Vol.36, No.3, pp.231-235.

 

〔Asian and Pacific Coasts 2003〕

1)

Nishi, R., T. Uda and T. Horiguchi (2004): Erosional hot-spot generation at Oshikiri coast in Shibushi Bay, Kagoshima, Japan, Asian and Pacific Coasts 2003, Proc. 2nd International Conf., paper 52, pp. 1-12.

2)

Uda, T., R. Nishi, A. Kikuchi, T. San-nami and T. Kumada (2004): Shoreline changes of a pocket beach triggered by construction of port breakwaters and future measures-the example of Shiratsuru beach, Asian and Pacific Coasts 2003, Proc. 2nd International Conf., paper 64, pp.1-11.

3)

Uda, T., S. Seino and T. San-nami (2004): Mechanism of rapid change from natural to artificial coast in Japan-the example of Node coast in Kujyukuri coastal plain, Asian and Pacific Coasts 2003, Proc. 2nd International Conf., paper 126, pp.1-10.

4)

Seino, S., T. Uda, Y. Tsuchiya and K. Tsuchiya (2004): Conservation history of horseshoe crab Tachypleus tridentatus and its spawning ground: a designated natural monument in Kasaoka Bay in Okayama Prefecture, Asian and Pacific Coasts 2003, Proc. 2nd International Conf., paper 130, pp.1-14.

 

〔雑誌河川〕

1)

宇多高明(2004):海岸侵食が拡大を続ける本質的原因について, 河川, No.690, pp.67-71.

 

〔水工学論文集〕

1)

栗原一美・宇多高明・膾谷純夫・高野泰隆・大木康弘・神田康嗣(2004):小河川の河口を通じた長周期波遡上の現地観測 - 日立市瀬上川の例-, 水工学論文集, 第48巻, pp.787-792.

2)

清野聡子・宇多高明・芹沢真澄・三波俊郎・古池 鋼(2004):干潟周辺域における海浜流系の発達と人工構造物建設による影響, 水工学論文集, 第48巻, pp.1309-1314.


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