平成14年度下期における「なぎさ総研」の研究成果

 

 「なぎさ総研」は平成14年8月から活動を開始しましたが、2003年3月までに次のような研究発表を行いました。いずれも多くの人々との共同の成果としてまとめられています。個々の論文の詳細は省略いたしますが、これらが何らかの形で皆様のご参考になれば幸いです。

 

〔海岸工学論文集〕

1)

熊田貴之・小林昭男・宇多高明・芹沢真澄・星上幸良・増田光一(2002):混合粒径砂の分級過程を考慮した海浜変形モデルの開発 , 海岸工学論文集, 第49巻, pp.476-480.

2)

熊田貴之・小林昭男・宇多高明・芹沢真澄・三波俊郎・増田光一(2002):河口デルタの汀線・粒径変化の予測モデル-沿岸漂砂による分級作用の再現-, 海岸工学論文集, 第49巻, pp.481-485.

3)

芹沢真澄・宇多高明・三波俊郎・古池 鋼・熊田貴之(2002):海浜縦断形の安定化機構を組み込んだ等深線変化モデル, 海岸工学論文集,第49巻, pp.496-500.

4)

渡辺宗介・芹沢真澄・宇多高明・小河正基(2002):著しく大きな海岸線曲率を持つ海岸における地形変化予測手法の開発, 海岸工学論文集, 第49巻, pp.501-505.

5)

宇多高明・清野聡子・吉田哲朗・酒井英次・三波俊郎(2002):九十九里浜野手海岸の変遷と海岸人工化要因の検討, 海岸工学論文集, 第49巻, pp.541-545.

6)

宇多高明・西 隆一郎(2002):志布志湾押切海岸の侵食とその対策-侵食ホット・スポット地形を伴う特異な海浜変形について-, 海岸工学論文集, 第49巻, pp.581-585.

7)

菊池昭男・宇多高明・西 隆一郎・三波俊郎・古池 鋼・芹沢真澄(2002):リーフ海岸における海面上昇起源の急激な海浜変形-宮古島西部に位置する前浜海岸の例-, 海岸工学論文集, 第49巻, pp.596-600.

8)

酒井和也・小林昭男・熊田貴之・芹沢真澄・宇多高明・三波俊郎(2002):3次元Hsuモデルによるポケットビーチ内の護岸周辺の静的安定海岸形状の予測, 海岸工学論文集, 第49巻, pp.631-635.

9)

渡辺国広・清野聡子・宇多高明(2002):アカウミガメの産卵行動に影響を及ぼす前浜地形と海浜流の特性, 海岸工学論文集, 第49巻, pp.1151-1155.

10)

清野聡子・宇多高明・芹沢真澄(2002):カブトガニ産卵地となる河口砂州周辺の海浜流の特性と産卵行動の関係, 海岸工学論文集, 第49巻, pp.1156-1160.

11)

篠田 孝・宇多高明・鈴木信広・大塚康司・松山康忠・日下部千津子・加藤憲一・平山禎之(2002):揖斐川河口左岸の白鶏地区におけるなぎさ造り現地実験, 海岸工学論文集, 第49巻, pp.1311-1315.

12)

宇多高明・白井勝二・香取孝史・関沢元治・大谷靖郎・辺見 聡(2002):美しい海岸を守る災害復旧ガイドラインと海岸カルテ, 海岸工学論文集, 第49巻, pp.1436-1440.

13)

清野聡子・宇多高明・星上幸良・芹沢真澄・古池 鋼(2002):海岸防護・環境・利用の調整のためのゾーニング手法の限界と“ポインティング”手法の提案, 海岸工学論文集, 第49巻, pp.1451-1455.

 

〔応用生態工学〕

清野聡子・宇多高明(2002):カブトガニ産卵地ミティゲーション計画作成に及ぼした河川・海岸法改正の影響, 応用生態工学研究会第6回研究発表会講演集, pp.43-46.

 

〔環境システム〕

清野聡子・宇多高明(2002):公共事業の合意形成における専門家のあり方, 環境システム研究論文集, 第30巻, pp.223-232.

清野聡子・宇多高明・土屋康文(2002):岡山県笠岡の天然記念物指定カブトガニ繁殖地における過去80年間の保護対策の評価, 第30回環境システム研究論文発表会講演集, pp.141-148.

 

〔雑誌海岸〕

 

宇多高明(2003):英国のカーデイフ周辺の海岸巡検,
海岸, Vol.42, No.2, pp.9-13.

〔英文誌〕

 

Uda, T., M. Serizawa, T. San-nami and K. Furuike (2002): Shoreline changes of a pocket beach caused by elongation of harbor breakwater and their prediction, Trans., Japanese Geomorphological Union, 23-3, pp.395-413.

Takano, T., T. Uda, Y. Ohki, Y. Kanda, M. Serizawa, H. Yamanaka and S. Sukegawa (2002): Inundation caused by swells and long-period waves penetrating from river mouth and its countermeasures - a case study at the Segami River, Ibaraki Prefecture, Japan, Jour. of Hydroscience and Hydrauric Engineering, Vol.20, No.2, pp.169-185.

 


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