深層混合処理工法は、セメントなどの改良材を地中に供給し、原地盤の軟弱土と改良材を強制的に混合攪拌し、これらが固化することで地盤を改良する工法です。同工法は、これまで数多くの実績を重ねており、我が国では軟弱な深層地盤を改良する工法として最も重要な位置を占めています。 平成11年(1999年)に「陸上工事における深層混合処理工法設計・施工マニュアル」を出版し、その後、平成16年(2004年)には、その後の知見や技術的な改良点を反映した改訂版を出版し、現在までに18年を経ていますが、この間には関連する指針類等の改定、実働する施工機械の改良、改良体配置の効率化が成されるとともに、新たな知見、技術が蓄積される等、実態に沿わない箇所が散見される状況にありました。 今般、当センターでは、改訂版を現状に則した内容に修正・追加することとし、当センター内に「陸上工事における深層混合処理工法設計・施工マニュアル増補版編集委員会」(委員長:大阪大学名誉教授 常田賢一)を設置し、審議を経て、その成果を増補版として出版することとしました。
編 集 :
陸上工事における深層混合処理工法設計・施工マニュアル増補版編集委員会
発行所 :
一般財団法人土木研究センター
発 行 :
定 価 :
4,950円 (本体4,500円+税10%)
1章 総 説
2章 材料と改良土の工学的性質
3章 調 査
4章 設 計
5章 施 工
6章 品質管理
7章 深層混合処理工法の適用にあたっての設計・施工上の留意点
8章 設計計算例
参考資料