兵庫県南部地震以降、耐震性が充分でない橋脚については耐震補強が進められ、一般的には鋼板巻立て工法や鉄筋コンクリート巻立て工法が適用されています。その一方で、施工性に優れた新素材や新材料の耐震補強工法への適用も期待されております。 当センターでは、兵庫県南部地震を契機に鋼製橋脚の耐震補強の検討のため設けられた「炭素繊維シートによる鋼製橋脚の耐震補強工法研究会」(座長:横浜国立大学大学院池田尚治教授)」の研究結果として、軽量・高強度で施工性に優れた炭素繊維シートと鋼材との複合材化に関する知見に基づき鋼製橋脚の補強指針として本ガイドライン(案)を取りまとめました。
発 行 :
平成14年7月
体 裁 :
A4判 261頁
価 格 :
4,200円(税込、送料別)
第1編 設計・施工
第1章 総則
第2章 鋼材とCFRPシートの特性
2.1
鋼材の特性
2.2
CFRPシートの特性
第3章 複合材化された鋼材と炭素繊維シートの特性
3.1
複合材化された材料の特性
3.2
複合材化された鋼部材の性能
第4章 炭素繊維シートによる鋼製橋脚の補強設計
4.1
鋼材と炭素繊維シート、およびCFRPシートの品質と特性値`
4.2
補強設計の基本
4.3
板厚変化部の補強設計
4.4
基部の補強設計
第5章 施工
5.1
一般
5.2
施工計画
5.3
施工標準
5.4
施工中の品質管理
5.5
補強後の維持管理
5.6
鋼材との接着試験方法
第2編 技術資料
第3編 補強試計算例