補強土(テールアルメ)壁工法は、砂質の盛土材料中に挿入された帯状の補強材(ストリップ)と盛土表面を保護する壁面材(スキン)とが一体となって盛土全体の安定を保つ補強土工法の一つある。 本マニュアルは、当センターより1982年に同工法の設計・施工に関するマニュアルの初版が発行され、その後、現場での知見の蓄積や新しい技術を取り入れ、1988年と1999年に改訂出版されております。 今回、「道路土工−擁壁工指針」(平成11年3月改訂)の内容に整合させるとともに、コスト縮減や防災、安全等の社会的ニーズに応えた内容とするため、「補強土(テールアルメ)壁工法第3回改訂委員会(委員長:東京工業大学 太田秀樹教授)」において耐震設計、構造細目及び維持管理について検討審議を行い、その結果を基に第3回改訂版を発刊いたしました。
発 行 :
平成15年11月
体 裁 :
A5判 302頁
価 格 :
4,000円(税、送料別)
1
1.1
概 説
1.2
適用範囲
1.3
テールアルメの特徴
2
2.1
2.2
部材の種類と規格
2.3
盛土材料
3
3.1
調 査
3.2
調査の種類と目的
3.3
設計に用いる諸係数
4
4.1
概説
4.2
荷重
4.3
許容応力度および安全率
4.4
構造設計(内的安定検討)
4.5
テールアルメを含む全体安定に関する検討(外的安定検討)
4.6
各種テールアルメの設計 ‥‥‥‥‥‥。
5
5.1
5.2
ストリップの最小長さおよび最大間隔
5.3
最小土被り厚
5.4
根入れ深さ
5.5
基 礎 工
5.6
縦断勾配の処理
5.7
平面形状
5.8
排水対策
6.9
横断構造物がある場合
既設構造物との取合い
埋設物の処理
6
6.1
6.2
施工の手順
6.3
施工方法
6.4
施工管理
6.5
安全管理
7
7.1
維持管理一般
7.2
点検・保守
7.3
補修・補強対策
7.4
表示板の設置
用語および記号
技術資料
技資1
設計計算例
技資2
コンクリートスキンの設計例
技資3
道路防護柵の設置例
技資4
基礎フーチングの計算例
技資5
施工実例
技資6
土とストリップの摩擦
技資7
鋼材の腐食
技資8
多段積みテールアルメの設計法
関連文献