近年の河川構造物の性能規定化に対処するため、国土交通省河川局では、「護岸の力学設計法」を河川護岸の合理的な設計方法として採用しています。この設計法には、護岸ブロック特有の揚力係数CL、抗力係数CD、相当粗度ks等、水理特性値が必要となります。
このため、当センターでは、「護岸ブロック試験法検討委員会」による審議を通じて、この水理特性値を計測する標準的な試験法を制定し、「護岸ブロックの水理特性試験法マニュアル」を発刊いたしました。
現在、この試験法に基づいて多くの護岸ブロック水理模型実験を実施し、「護岸ブロック水理特性評価委員会」での審議を経て、水理特性値の証明を行っております。
「護岸ブロック水理特性値集」には、これまで証明を行った護岸ブロック検体173 (平成23年5月現在)のうち、ブロックメーカーより公開に同意を得た128検体(平成 24年2月現在)の試験結果を公開しております。 |