(財)土木研究センター/お知らせのページ(2005年8月)
  

 今月の目次

 

●証明取得技術の紹介

建設技術審査証明取得技術の概要

●摩擦試験の紹介

鉄線籠型護岸蓋網部の線材に関する面的摩擦試験

●受圧板性能試験の紹介

グラウンドアンカー受圧板性能試験

●バージョンアップの紹介

ジオテキスタイル緩勾配補強盛土設計システム(GEO−E2005)

●新刊書の紹介

建設発生土利用技術マニュアル 第3版

●新刊書の紹介

グラウンドアンカー受圧板設計・試験マニュアル

●土木技術資料8月号目次

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特集:交差点立体化事業における急速施工の新技術

  

 証明取得技術の紹介

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建設技術審査証明取得技術の概要

 新たに建設技術審査証明を取得した技術の概要を紹介します。

 

○ 騒音低減効果の高い遮音壁用防音装置「ダイマスカイF型」

 依頼者

日鐵建材工業株式会社

 技術の概要

「ダイマスカイF型」は、これを従来型遮音壁(日本道路公団仕様統一型金属遮音壁)の上部に設置することにより、同じ高さの従来型遮音壁に比べてより大きな騒音低減効果を有し、かつ十分な耐久性、安全性を有する防音装置を提供するために開発されたものである。(広告の頁参照)

 審査項目

(1) 減音特性 (2) 耐久性 (3) 安全性 (4) 道路構造への影響

 証明書

「建技審証第0421 号」平成17年1月28日付

 連絡先

日鐵建材工業株式会社 土木開発技術部
TEL:03-3630-4266

 

○ グラウチング用セメントミルク配合任意変更装置「Multi CO−MIX」

 依頼者

前田建設工業株式会社、日特建設株式会社

 技術の概要

本技術は、基礎グラウチングなどの工事において、一旦練り上げたセメントミルクの配合を任意にかつ急速に変更する装置を構築することによって、基礎グラウチングなどの工事の合理化と、セメントミルクの廃棄量を低減することによる環境負荷の低減化を図るものである。(広告の頁参照)

 審査項目

(1) 配合性能 (2) 配合精度 (3) 環境特性 (4) 施工の合理性

 証明書

「建技審証第0423号」平成17年2月21日

 連絡先

前田建設工業株式会社 土木本部 土木技術部 設計技術グループ
TEL:03-5372-4751 FAX:03-5372-4768

 

建設技術審査証明事業についてのお問合せ先

   

財団法人土木研究センター 企画・審査部 田中 秀和
 〒110-0016 東京都台東区台東1丁目6番4号 タカラビル3F
 TEL:03-3835-3609 FAX:03-3832-7397
 E-mail:kikaku@pwrc.or.jp

 

 摩擦試験の紹介

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鉄線籠型護岸蓋網部の線材に関する面的摩擦試験

 当センターでは、11月1日より鉄線籠型護岸の蓋網部に使用される線材の面的摩擦試験を実施し、その材料の摩擦係数の試験成績書を発行しております。

1. 面的摩擦試験の概要

 鉄線籠型護岸の蓋網部に使用される線材については、「鉄線籠型護岸の設計・施工技術基準(案)」(国土交通省河川局治水課)において、品質管理の手法としてメッキ工場における品質管理試験に加え、公的機関による試験を行い管理するよう規定されている。このうち摩擦抵抗については面的摩擦試験により摩擦係数を確認することとなっており、当センターにおける面的摩擦試験はこれに値するものである。

2. 実施要領

当ホームページの試験・検定を参照ください

3. 試験費用

1試験片あたり21万円(税込み、報告書30部作成費用を含みます)

4. 試験依頼資料

1) 面的摩擦試験依頼書

2) 試験片(幅1m×長さ1m)

5. 申し込み先

財団法人 土木研究センター 研究開発三部
   〒300-2624 茨城県つくば市西沢2−2
   TEL 029-864-2521 FAX 029-864-2515

 受圧板性能試験の紹介

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グラウンドアンカー受圧板性能試験

 当センターでは、6月1日よりグラウンドアンカー受圧板の性能試験を実施し、受圧板の耐力などの性能に関する試験報告書を発行しております。

1. 受圧板性能試験の概要

 グラウンドアンカー受圧板は大きなアンカー力を地盤に伝達する重要な構造物です。受圧板には多くの種類と形状があるため、設計方法や試験方法が確立されていませんでした。当センターでは「グラウンドアンカー受圧板設計・試験マニュアル作成委員会」の審議を通じて、標準的な設計方法や試験方法の制定を行い、「グラウンドアンカー受圧板設計・試験マニュアル」を発行しました。さらに、制定した試験法に基づいてグランドアンカー受圧板の性能試験を実施しています。

2. 実施要領

当ホームページの受圧板性能試験を参照ください。

3. 申し込み先

財団法人 土木研究センター 企画審査部
   〒110-0016 東京都台東区台東1-6-4
   TEL 03-3835-3609 FAX 03-3832-7397
   Email:gijutu@pwrc.or.jp

 バージョンアップの紹介

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ジオテキスタイル緩勾配補強盛土設計システム(GEO−E2005)

 この度、GEO−E2002(ジオテキスタイル緩勾配補強盛土設計システム)をバージョンアップし、GEO−E2005を作成しました。
 バージョンアップの内容は、従来の緩勾配補強盛土の設計に加えて、「ジオテキスタイルを用いた補強盛土の設計・施工マニュアル(改訂版)」の「5.ジオテキスタイルを用いた軟弱地盤対策工法 5.3軟弱地盤上の盛土の補強工法」に示されている設計機能を追加しました。基礎地盤の表層あるいは盛土下層にジオテキスタイルを敷設し基礎地盤を通るすべり破壊に対して盛土の安定を確保する工法について、ジオテキスタイルの選定や敷設配置を計画し、ジオテキスタイルを考慮した円弧すべり計算やジオテキスタイル上の盛土の滑動の検討を行い、合理的な設計を行なうことができます。

 また プログラムのプロテクトの方法をUSBに変更しました。
 なお、旧プログラムを既にご購入のユーザーには交換割引もあります。

 プログラムの詳細は、技術計算プラグラムのページを御参照ください。

 

お申込み先 : 

(財)土木研究センター 内 ジオテキスタイル補強土工法普及委員会

担当:佐野、飯泉

〒110-0016 東京都台東区台東1丁目6番4号 タカラビル3F
TEL : 03-3835-3609 FAX : 03-3832-7397

 刊行物の紹介

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建設発生土利用技術マニュアル 第3版

 建設工事から発生する土砂を有効に利用するには、国土交通省では平成16年3月31日に通達:「発生土利用基準について」を関係機関に発出しました。ここでは、平成6年7月に建設省(当時)から発出された通達「発生土利用基準(案)について」の内容見直しが図られたほか、旧運輸省関係の工事にも対象を拡大、新たに都道府県及び政令指定市にも参考送付され、より一層の普及が図られることになっています。
 本マニュアルは上記の「発生土利用基準について」の運用を技術的に解説したもので、発生土の利用に当たっての基本的な考え方や土質改良の方法、品質保証の方法、施工事例などについて説明し、円滑に発生土を利用できるようにしています。

目 次

1. 総説

1-1

目的

1-2

適用

1-3

留意事項

2. 発生土利用のための考え方

2-1

概説

2-2

検討手順

3. 土質区分基準および土質区分判定のための調査

3-1

概説

3-2

土質区分基準

3-3

土質区分判定のための調査

4. 適用用途標準

4-1

概説

4-2

適用用途標準

5. 用途別利用方法

5-1

概説

5-2

工作物の埋戻しへの利用

5-3

土木構造物の裏込めへの利用

 

5-4

道路(路床)盛土への利用

5-5

道路路体用盛土への利用

5-6

高規格堤防への利用

5-7

一般堤防への利用

5-8

宅地造成への利用

5-9

公園・緑地造成への利用

5-10

水面埋立への利用

6. 土質改良工法

6-1

概説

6-2

適用工法

7. 施工過程での品質保証・施工管理方法

7-1

概説

7-2

発生側における品質保証・施工管理方法

7-3

利用側における施工管理方法

資料1 

発生土利用基準

資料2  

土質改良プラントおよびストックヤードの機能と品質管理

資料3 

利用事例

監  修:

建設発生土利用技術マニュアル検討委員会

編  著:

独立行政法人 土木研究所

販  売:

丸善(株)

発  行:

平成16年9月

体  裁:

A5判 204頁

価  格:

2,000円(税込)

お問い合せ先

財団法人 土木研究センター技術研究所 出版編集部
〒300−2624 茨城県つくば市西沢2−2
TEL:029-864-2521   FAX:029-864-2515
Mail:mail@pwrc.or.jp

 新刊書の紹介

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グラウンドアンカー受圧板
設計・試験マニュアル

 新潟県中越地震の被害例でも明らかなように、災害の防除のために、安定性を強化しなければならない傾斜地や地すべり地域がわが国にはまだ沢山あります。グラウンドアンカーによる補強対策は優れた対策工法のひとつで、そのための必要なアンカーの設計施工の基準類も完備しています。しかしながら、アンカーの荷重を地表で受ける受圧板の設計法については、多くの受圧板が使用されている割には統一された基準がなく、その確立が待たれています。
 このような状況に鑑み、当センターは 中村浩之 東京農工大学大学院 教授 を委員長とする「グラウンドアンカー受圧板設計・試験マニュアル作成委員会」を設け、多くの関係者の協力を得ながら其の作成を急いでおりましたが、このたび、下記のような内容で完成し刊行することになりました。今後の受圧板の設計、グラウンドアンカー工法実施時の受圧板購入検討にぜひ本書を参考にして下さい。
 なお、本マニュアルの試験方法に基づく受圧板の試験は当センターでも実施出来ます。

 

目次

1.

概論

2.

鉄筋コンクリート製受圧板

3.

プレストレストコンクリート製受圧板

4.

鉄製受圧板

5.

アルミ合金製受圧板

6.

グラウウンドアンカー受圧板の性能試験法

資料(製品集)

発行 :

平成16年12月

体裁 :

A4判 83頁

価格 :

3,150(税込、送料別)

 土木技術資料目次

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土木技術資料平成17年8月号
(特集:交差点立体化事業における急速施工の新技術)
 

区分

題名

著者名

表紙

一般国道11号原田高架橋

(独)土木研究所 技術推進本部施工技術チーム、構造物研究グループ基礎チーム、基礎道路技術研究グループ舗装チーム


グラビア

交差点立体化の路上工事短縮技術の開発に関する共同研究

(独)土木研究所 技術推進本部施工技術チーム、構造物研究グループ基礎チーム、基礎道路技術研究グループ舗装チーム

2

速報

国道197号名取トンネルの地すべり災害速報

藤沢和範、江田充志、真下英人、高橋近敏、山田康晴

4

ニュース

「UJNR耐風・耐震構造専門部会第37回合同部会」開催報告

運上茂樹、西田秀明

9

研究コラム

新潟県芋川流域における融雪観測について

山越隆雄

11

土木技術講座

地震による基礎の損傷調査技術(第5回)〜調査手順〜

石田雅博

13

土木技術講座

土木技術者のための地球温暖化入門(第5回)〜CO2削減と国土政策〜

並河良治

15

論説・企画趣旨

土木新事情〜社会技術としての展開と公共工事品確法〜

三木博史

18

報文(特集)

路上工事期間短縮技術の効果検証

小野寺誠一、波田光敬、大下武志

20

報文(特集)

交差点立体化事業の急速施工技術の開発

竹口昌弘、梅原剛、福井次郎

26

報文(特集)

路上工事渋滞の縮減に向けた建設機械の要求性能

山元弘、林輝

36

報文(特集)

工期短縮型舗装の開発

寺田剛、伊藤正秀

40

報文(特集)

新技術活用のための入札・契約方式の施工について(交差点立体化事業における事例)

塩崎修男、堤達也、伊藤弘之

46

報文(特集)

交差点立体化事業における急速施工の新技術〜一般国道11号原田高架橋工事・現場での活用事例〜

山田栄司

50

報文

情報機器の道路交通調査への適用に関する検討

井坪慎二、塚田幸広

56

報文

高潮情報システムの開発

加藤史訓、福濱方哉

62

編集後記


木嶋健

68


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