(財)土木研究センター/お知らせのページ(2005年6月)
  

 今月の目次

 

●講習会の案内

「建設工事で遭遇する地盤汚染対応マニュアル(暫定版)」及び「建設発生土利用技術マニュアル(第3版)」 

●摩擦試験の紹介

鉄線籠型護岸蓋網部の線材に関する面的摩擦試験

●バージョンアップの紹介

ジオテキスタイル緩勾配補強盛土設計システム(GEO−E2005)

●新刊書の紹介

建設発生土利用技術マニュアル 第3版

●新刊書の紹介

グラウンドアンカー受圧板設計・試験マニュアル

●土木技術資料6月号目次

-

特集:大規模地震に対するダムの耐震性能照査

  

 講習会の案内

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「建設工事で遭遇する地盤汚染対応マニュアル(暫定版)」
及び「建設発生土利用技術マニュアル(第3版)」 

 表題に示す2つのマニュアルの講習会を同時に実施しています。実務を担当される技術者の方々にとりましては、非常に有効な情報が得られる機会でありますので、奮って参加いただけますようにご案内いたします。
 今回の講習会の申込みは、電子申込みとなっております。下記の開催会場と日時をご確認の上、こちらの申込みページからお申込みください。

1.プログラム

時間

内容(案)

担当者

10:00〜10:05

開会挨拶 


10:05〜11:00

建設工事における土壌環境問題の現状と課題

京都大学大学院嘉門教授 他学識経験者もしくは(独)土木研究所担当者

11:00〜12:00

「建設発生土利用技術マニュアル(第3版)」の背景及び通達「発生土利用基準について」の運用について

(独)土木研究所担当者もしくは建設発生土利用技術マニュアル第3版改訂作業部会委員


昼休み


13:00〜13:50

建設発生土の利用技術について

建設発生土利用技術マニュアル第3版改訂作業部会委員

13:50〜14:10

地盤汚染対応マニュアルの発刊にあたり、総説

(独)土木研究所担当者もしくは地盤汚染対応技術検討委員会委員

14:10〜15:10

有害物質の性質、調査、影響検討、モニタリング

地盤汚染対応技術検討委員会委員

15:10〜15:30

休憩


15:30〜16:00

対策

地盤汚染対応技術検討委員会委員

16:00〜16:30

関係法令

地盤汚染対応技術検討委員会委員


閉会挨拶


講師の都合で時間が変更になることがございます。あらかじめご了承ください。

2.開催日、会場

場所

開催月日

会場

定員

札幌
平成17年6月17日

札幌コンベンションセンター  札幌市白石区東札幌6条1丁目
TEL:011-817-1010

190名

3.主催

財団法人土木研究センターおよび地盤汚染対応技術検討委員会

4. 後援

独立行政法人土木研究所

社団法人全日本建設技術協会

社団法人土木学会

社団法人地盤工学会

社団法人日本建設業団体連合会

社団法人日本土木工業協会

社団法人建築業協会

社団法人全国建設業協会

社団法人全国建設業協会

社団法人全国地質調査業協会連合会

5. 参加申込み要領

受講料 10,000円(上記テキスト2冊含む)、当日受付にてお支払いください
申込み締切日 : 講習会実施日の1週間前(インターネットで申込みの場合は2日前)
なお、定員になり次第締切らせていただきます。

6. 連絡先

財団法人 土木研究センター技術研究所 研究開発3部 土橋聖賢
TEL:029-864-2521  FAX:029-864-2515
e-mail:kenkyu3@pwrc.or.jp

 摩擦試験の紹介

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鉄線籠型護岸蓋網部の線材に関する面的摩擦試験

 当センターでは、11月1日より鉄線籠型護岸の蓋網部に使用される線材の面的摩擦試験を実施し、その材料の摩擦係数の試験成績書を発行しております。

1. 面的摩擦試験の概要

 鉄線籠型護岸の蓋網部に使用される線材については、「鉄線籠型護岸の設計・施工技術基準(案)」(国土交通省河川局治水課)において、品質管理の手法としてメッキ工場における品質管理試験に加え、公的機関による試験を行い管理するよう規定されている。このうち摩擦抵抗については面的摩擦試験により摩擦係数を確認することとなっており、当センターにおける面的摩擦試験はこれに値するものである。

2. 実施要領

当ホームページの試験・検定を参照ください

3. 試験費用

1試験片あたり21万円(税込み、報告書30部作成費用を含みます)

4. 試験依頼資料

1) 面的摩擦試験依頼書

2) 試験片(幅1m×長さ1m)

5. 申し込み先

財団法人 土木研究センター 研究開発三部
   〒300-2624 茨城県つくば市西沢2−2
   TEL 029-864-2521 FAX 029-864-2515

 バージョンアップの紹介

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ジオテキスタイル緩勾配補強盛土設計システム(GEO−E2005)

 この度,GEO−E2002(ジオテキスタイル緩勾配補強盛土設計システム)をバージョンアップし,GEO−E2005を作成しました。
 バージョンアップの内容は,従来の緩勾配補強盛土の設計に加えて,「ジオテキスタイルを用いた補強盛土の設計・施工マニュアル(改訂版)」の「5.ジオテキスタイルを用いた軟弱地盤対策工法 5.3軟弱地盤上の盛土の補強工法」に示されている設計機能を追加しました。基礎地盤の表層あるいは盛土下層にジオテキスタイルを敷設し基礎地盤を通るすべり破壊に対して盛土の安定を確保する工法について,ジオテキスタイルの選定や敷設配置を計画し,ジオテキスタイルを考慮した円弧すべり計算やジオテキスタイル上の盛土の滑動の検討を行い,合理的な設計を行なうことができます。

 また プログラムのプロテクトの方法をUSBに変更しました。
 なお,旧プログラムを既にご購入のユーザーには交換割引もあります。

 プログラムの詳細は、技術計算プラグラムのページを御参照ください。

 

お申込み先 : 

(財)土木研究センター 内 ジオテキスタイル補強土工法普及委員会

担当:佐野、飯泉

〒110-0016 東京都台東区台東1丁目6番4号 タカラビル3F
TEL : 03-3835-3609 FAX : 03-3832-7397

 刊行物の紹介

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建設発生土利用技術マニュアル 第3版

 建設工事から発生する土砂を有効に利用するには、国土交通省では平成16年3月31日に通達:「発生土利用基準について」を関係機関に発出しました。ここでは、平成6年7月に建設省(当時)から発出された通達「発生土利用基準(案)について」の内容見直しが図られたほか、旧運輸省関係の工事にも対象を拡大、新たに都道府県及び政令指定市にも参考送付され、より一層の普及が図られることになっています。
 本マニュアルは上記の「発生土利用基準について」の運用を技術的に解説したもので、発生土の利用に当たっての基本的な考え方や土質改良の方法、品質保証の方法、施工事例などについて説明し、円滑に発生土を利用できるようにしています。

目 次

1. 総説

1-1

目的

1-2

適用

1-3

留意事項

2. 発生土利用のための考え方

2-1

概説

2-2

検討手順

3. 土質区分基準および土質区分判定のための調査

3-1

概説

3-2

土質区分基準

3-3

土質区分判定のための調査

4. 適用用途標準

4-1

概説

4-2

適用用途標準

5. 用途別利用方法

5-1

概説

5-2

工作物の埋戻しへの利用

5-3

土木構造物の裏込めへの利用

 

5-4

道路(路床)盛土への利用

5-5

道路路体用盛土への利用

5-6

高規格堤防への利用

5-7

一般堤防への利用

5-8

宅地造成への利用

5-9

公園・緑地造成への利用

5-10

水面埋立への利用

6. 土質改良工法

6-1

概説

6-2

適用工法

7. 施工過程での品質保証・施工管理方法

7-1

概説

7-2

発生側における品質保証・施工管理方法

7-3

利用側における施工管理方法

資料1 

発生土利用基準

資料2  

土質改良プラントおよびストックヤードの機能と品質管理

資料3 

利用事例

監  修:

建設発生土利用技術マニュアル検討委員会

編  著:

独立行政法人 土木研究所

販  売:

丸善(株)

発  行:

平成16年9月

体  裁:

A5判 204頁

価  格:

2,000円(税込)

お問い合せ先

財団法人 土木研究センター技術研究所 出版編集部
〒300−2624 茨城県つくば市西沢2−2
TEL:029-864-2521   FAX:029-864-2515
Mail:mail@pwrc.or.jp

 新刊書の紹介

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グラウンドアンカー受圧板
設計・試験マニュアル

 新潟県中越地震の被害例でも明らかなように、災害の防除のために、安定性を強化しなければならない傾斜地や地すべり地域がわが国にはまだ沢山あります。グラウンドアンカーによる補強対策は優れた対策工法のひとつで、そのための必要なアンカーの設計施工の基準類も完備しています。しかしながら、アンカーの荷重を地表で受ける受圧板の設計法については、多くの受圧板が使用されている割には統一された基準がなく、その確立が待たれています。
 このような状況に鑑み、当センターは 中村浩之 東京農工大学大学院 教授 を委員長とする「グラウンドアンカー受圧板設計・試験マニュアル作成委員会」を設け、多くの関係者の協力を得ながら其の作成を急いでおりましたが、このたび、下記のような内容で完成し刊行することになりました。今後の受圧板の設計、グラウンドアンカー工法実施時の受圧板購入検討にぜひ本書を参考にして下さい。
 なお、本マニュアルの試験方法に基づく受圧板の試験は当センターでも実施出来ます。

 

目次

1.

概論

2.

鉄筋コンクリート製受圧板

3.

プレストレストコンクリート製受圧板

4.

鉄製受圧板

5.

アルミ合金製受圧板

6.

グラウウンドアンカー受圧板の性能試験法

資料(製品集)

発行 :

平成16年12月

体裁 :

A4判 83頁

価格 :

3,150(税込、送料別)

 土木技術資料目次

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土木技術資料平成17年6月号
(特集:大規模地震に対するダムの耐震性能照査)
 

区分

題名

著者名

表紙

大規模地震に対するダムの耐震性

国土技術政策総合研究所河川研究部ダム研究室、
(独)土木研究所水工研究グループダム構造物チーム


グラビア

大規模地震に対するダム耐震性能照査

国土技術政策総合研究所河川研究部ダム研究室・
(独)土木研究所水工研究グループダム構造物チーム

2

ニュース

「使える」ハイウェイの提言まとまる

塚田幸広、荻野宏之

4

ニュース

第1回土木研究所−米国カリフォルニア大学デービス校共同研究ワークショップが開催される

深見和彦

6

ニュース

2004年度(第1回)JICA研修 東・東南アジア地域別「洪水ハザードマップ作成」コース 実施報告

栗林大輔

7

研究コラム

GPSを用いたフィルダムの外部変形計測

山口嘉一、小堀俊秀

9

新刊紹介

「既設橋梁の耐震補強工法事例集」の発刊

小林寛

11

新しい基準・指針

日本で感じたこと

Sulojana Shanmuganathan、岡田太賀雄

13

土木技術講座

地震による基礎の損傷調査技術(第3回)〜インテグリティ試験による調査〜

石田雅博

15

土木技術講座

土木技術者のための地球温暖化入門(第3回)〜地球温暖化予測 計算機が予測する100年後の地球〜

和田一範

17

論説・企画趣旨

大規模地震に対するダムの耐震性能照査

永山功

20

報文(特集)

ダムのレベル2地震動対策のすすめ

大町達夫

22

報文(特集)

「大規模地震に対するダム耐震性能照査指針(案)」の概要

安田成夫、金銅将史、山口嘉一、佐々木隆

28

報文(特集)

ダムの耐震性能照査に用いるレベル2地震動の設定方法

安田成夫、金銅将史、佐野貴之、松本徳久

34

報文(特集)

レベル2地震動に対する重力式コンクリートダムの耐震性能照査

山口嘉一、佐々木隆、金縄健一、佐野貴之

40

報文(特集)

レベル2地震動に対するフィルダムの耐震性能照査

山口嘉一、佐藤弘行、冨田尚樹、金銅将史

46

報文(特集)

レベル2地震動に対するダム関連構造物等の耐震性能照査

安田成夫、金銅将史、佐々木隆、高須修二

52

報文

CFDを活用したポンプ吸込水槽の性能評価手法に関する研究

山元弘、山本幸広

58

報文

高強度鉄筋の曲げ加工性能に関する基礎的検討

中村英佑、古賀裕久、渡辺博志

64

編集後記


高宮進

70


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