(財)土木研究センター/お知らせのページ(98年12月)

 

    

官・民・共同研究成果
大規模地震に対する地下構造物の耐震対策
地下構造物の免震技術に関する講習会開催のご案内

 

 1995年兵庫県南部地震では、地下構造物の一部にこれまでになかったような大きな被害を生じたものがありました。このような被害を防ぎ、大規模地震に対する地下構造物の安全性を向上させるための技術開発として、地盤と地下構造物の間に周辺地盤よりもせん断弾性係数の小さい免震層を設置し、これにより地震時の地盤の変形から地下構造物を絶縁する免震技術が注目されています。
 建設省と(財)土木研究センター及び民間17社との共同研究により地下構造物に対して免震技術を適用する際の参考になる「地下構造物の免震設計法マニュアル(案)」がまとめられました。本マニュアル(案)では、免震材を用いた地下構造物の縦断・横断方向に対する設計法、免震材の力学的特性、免震材の施工法等に関して、考え方や設計例、実験例等が示されたものとなっています。
 このたび、免震材を用いた地下構造物の免震設計・施工法に関する講習会を下記の通り開催致しますので、奮ってご参加下さいますようお願い申し上げます。

 

1.プログラム

時間

プログラム

講師

10:00〜10:10

開会挨拶

(財)土木研究センター

10:10〜11:00

地下構造物の免震構造とメカニズム

建設省土木研究所耐震技術研究センター耐震研究室長 運上茂樹

11:00〜12:00

縦断横断方向に対する免震設計

(株)熊谷組技術研究所土木耐震研究グループ課長 鈴木猛康

12:00〜13:00

昼食

 

13:00〜14:00

基調講演『地下構造物の耐震技術に関する最近の研究開発の動向』

九州大学工学部建設都市工学科教授 大塚久啓

14:00〜14:40

免震材の種類と材料特性

日本工営(株)地盤構造部  佐久間和弘

14:40〜15:20

免震材の施工法

前田建設工業(株)土木本部土木設計部次長 柴沼 充

15:20〜15:30

休憩

 

15:30〜15:50

試設計例1

佐藤工業(株)中央技術研究所土木研究部門原子力グループ長 伊東 守

15:50〜16:30

試設計例2

(株)鴻池組土木本部土木設計部構造設計課主任 河西 寛

16:20〜17:00

各種解析的検討例

日本技術開発(株)土木本部東京支社地下構造部課長 金 聲漢(大阪)

17:00〜17:05

閉会挨拶

(財)土木研究センター

 

2.主  催

財団法人 土木研究センター

地下構造物免震技術普及委員会

 

3.後  援

建設省土木研究所

社団法人 土木学会

九州構造・橋梁研究会

 

4.協  賛

社団法人 日本土木工業協会

社団法人 建設コンサルタンツ協会

 

5.開催場所、募集人員、開催日

開催地

募集人員

開催時期

場所

福岡
120
1月27日
福岡県教育会館(地下鉄 箱崎宮前 徒歩1分)

 

6.受 講 料
 (消費税込)

10,000円/人(テキスト代含む)
(消費税含む) 但し昼食の準備は致しません。

 

7.申込方法

下記申込書に必要事項を記入の上、FAXでお申し込み下さい。

 

8.受講料の支払方法

(1)

銀行振込

(2)

当日払い

* 申 込 書 到 着 後、 受 講 券 を 送 付 致 し ま す

 

振込先:あさひ銀行 秋葉原支店 普通1142186
    財団法人土木研究センター

 

9.締 切 日

各地開催日の5日前とする。
なお、定員になり次第締切らせて頂きます。

 

10.申込先及び問合先

財団法人 土木研究センター 企画部 酒井・伊藤・鷹取
〒110-0016
 東京都台東区台東1−6−4 タカラビル
 TEL:03−3835−3609
 FAX:03−3832−7397
 E-mail:kikaku@pwrc.or.jp

 

11.申込書様式

 

 

キリトリセン

 

財団法人 土木研究センター
企画部 酒井 伊藤 行
FAX 03-3832-7397

講 習 会 申 込 書

  会社名  

  氏 名  

   勤務地   

  TEL  

  FAX  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  該当する事項を○で囲んで下さい。
   (1) 受講料支払方法  1.銀行振込 ・ 2.当日払い
   (2) 見 積 書    1.必 要  ・ 2.不 要
   (3) 請 求 書    1.必 要  ・ 2.不 要

 


 


 外部刊行物の紹介 

 
土質のことを知りたいが専門書は難しくてわからないと思っている人に最適

土圧の謎をやさしく解く

 

(財)土木研究センター 名誉会長 工学博士 福岡正巳 著

近代図書 定価 3675円(税込)

 

 本書は著者が現場、研究機関、大学などにおいて長年研究された経験を体系的にとりまとめて、土と基礎の技術における謎を技術者に伝えるという意図で書かれています。複雑な土圧論も、よう壁等を例にした測定結果を用いてわかり易く解説されているので、数学とか物理学等あまり難しい事を考えずとも、土圧の特性に関する工学的な知識が身につきます。土に関わる構造物の設計、ならびに現場を担当される技術者には一読をお勧め致します。

 発行者 〒162-0814東京都新宿区新小川町4−17
     近代図書株式会社 担当 大野智代
     TEL 03-3268-8771 FAX 03-3268-8774

 


〇土木研究センター紹介として近代図書株式会社から直接購入された場合には価格サービスを致します(平成11年3月まで有効)。詳しくは近代図書株式会社 上記担当者にお問い合わせ下さい。
 この本は土木研究センターでは販売しておりません。

 


 

土木技術資料の購読案内

 

 土木技術資料の申し込みは下記の申込書でFAXを御利用下さい。

<購  読  料>

土木技術資料 1冊 ¥1,050

年間購読料  ¥12,600(税・送料込)

<お問い合わせ先>

財団法人土木研究センター技術研究所

〒300-2624 つくば市西沢2−2

TEL 0298-64-2521 FAX 0298-64-2515

担 当 木 本 正 子

 

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土木技術資料12月号目次(維持管理特集)
 

区分
題名
研究室名
著者名

グラビア

冬期道路管理と除雪機械

機械

持丸修一

 

技術情報

自然河岸形成手法の現地への適用

河川

近藤和仁 藤田光一

2

技術情報

雨滴粒径分布の計測

水文

松浦直

4

技術情報

橋梁マネージメントシステムの開発

構造

佐藤弘史 荻原勝也 楠原栄樹

6

ニュース

景観に配慮した新デザインの車両用防護柵

交通安全

安藤和彦

8

ニュース

「騒音に係る環境基準」の改定

交通環境

上坂克巳

9

研究コラム

下水汚泥の緑農地利用促進のためのアンケート調査

汚泥

石崎隆弘

10

研究コラム

最近の少雪傾向と年最大積雪深の長期変動について

新潟試験所

加藤信夫

12

建設技術Q&A

河床材料の見方について

河川

藤田光一

14

研究テーマ紹介

構造物の塑性化を考慮した設計地震動

振動

田村敬一 中尾吉宏

16

論説

国土管理と情報

情報技術総括研究管

森重卓雄

18

特集報文

樋門・樋管の健全度診断手法

都市河川

大谷悟 末次忠司 小林裕明 岡部勉

20

特集報文

ダム用ゲートの保守管理手法の提案

機械

村松敏光 持丸修一 小林誠

26

特集報文

河川鋼構造物用塗料の防食性能に関する試験

化学

西崎到 明嵐政司

32

特集報文

促進劣化による再生アスファルト混合物の評価

舗装

木村慎 池田拓哉 寺田剛

38

特集報文

排水性舗装の空隙率低減の主要因に関する一考察

化学

明嵐政司 大西博文

44

一般報文

舗装の平坦性測定手法の検討

舗装

東嶋奈緒子・池田拓哉

50

一般報文

建設ロボットの開発、導入における課題調査

機械

田中和嗣 森下博之 村松敏光

56

一般報文

炭素繊維シートにより補強されたPC桁の水中疲労試験

化学

西崎到 坂本浩行 佐々木厳

62
 


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