平成19年度下期における「なぎさ総研」の研究成果

 

 「なぎさ総研」では、今期も積極的な研究活動を進めるとともに各地の現場を歩き回り、多くの人々との議論を進めてきました。とくに、各地での海岸に係る紛争に中立的立場から参加して物事を整理し、互いのよき妥協点を見出すという合意形成にも積極的に参加してきました。また、多くの問題について技術レポートを作成し、少しでも現場の役に立つよう努力しました。

 2007年10月から2008年3月までに発表した論文のリストは次のようです。海岸工学論文集が16件、水工学論文集が2件、地形が1件、その他雑誌が2件の、合計21件です。

   

[海岸工学論文集]

1)

宇多高明・芹沢真澄・三波俊郎・古池 鋼・石川仁憲(2007):波と河口流の作用下での大規模河口沖テラスの形成予測モデル,海岸工学論文集,第54巻,pp.406-410.

2)

宇多高明・吉添高兆・町井 靖・西谷 誠・芹沢真澄・三波俊郎・石川仁憲(2007):清水海岸のL字突堤沖における細砂の移動帯の形成機構,海岸工学論文集,第54巻,pp.421-425

3)

野志保仁・小林昭男・宇多高明・熊田貴之・芹沢真澄(2007):粗度組成に応じた局所縦断勾配を考慮した等深線変化モデル,海岸工学論文集,第54巻,pp.426-430.

4)

宇多高明・熊田貴之・三波俊郎・石川仁憲(2007):霞ヶ浦大山地区における湖浜砂位の周期的変動の原因, 海岸工学論文集,第54巻,pp.471-475.

5)

宇多高明・山本 学・三波俊郎・古池 鋼・星上幸良・石川仁憲(2007):福井県浜住海岸の侵食実態と離岸堤群の漂砂制御効果,海岸工学論文集,第54巻,pp.561-565.

6)

清野聡子・宇多高明・足利由紀子・神田康嗣・城野博之(2007):中津干潟三百間地区における砂州の大変形の機構,海岸工学論文集,第54巻,pp.566-570.

7)

勝山 均・松浦健郎・宇多高明・熊田貴之・長山英樹・住谷廸夫(2007):鹿島灘海岸の侵食の実態と変形予測,海岸工学論文集,第54巻,pp.576-580.

8)

宇多高明・勝山 均・松浦健郎・熊田貴之・長山英樹・大木康弘(2007):利根川からの土砂流入のある波崎漁港周辺の海浜変形の実態と予測,海岸工学論文集,第54巻,pp.586-590.

9)

宇多高明・吉添高兆・横山卓司・甲賀 肇・古池 鋼・村井健太・石川仁憲(2007):天竜川からの供給土砂量の増加と遠州灘海岸の侵食の関係,海岸工学論文集,第54巻,pp.596-600.

10)

宇多高明・青島元次・山野 巧・吉岡 敦・古池 鋼・石川仁憲(2007):茅ヶ崎海岸における粒径を考慮した養浜工の効果予測,海岸工学論文集,第54巻,pp.631-635.

11)

宇多高明・高村光雄・久保田隆司・石川謙作・熊田貴之・三波俊郎・石川仁憲(2007):神奈川県秋谷海岸における海浜変形の実態と養浜工の効果予測,海岸工学論文集,第54巻,pp.636-640.

12)

宇多高明・吉添高兆・町井 靖・山本剛史・古池 鋼・芹沢真澄・石川仁憲(2007):粒径を考慮した等深線変化モデルによる細砂・粗砂養浜の効果検討,海岸工学論文集,第54巻,pp.641-645.

13)

清水達也・小林昭男・宇多高明・熊田貴之・野志保仁・芹沢真澄(2007):ビーチカスプにおける粒径分級の数値計算,海岸工学論文集,第54巻,pp.691-695.

14)

山本 学・宇多高明・石川仁憲・星上幸良・福濱方哉・野口賢二(2007):向岸流の抑制により局所洗掘防止を図る人工リーフの開発,海岸工学論文集,第54巻,pp. 806-810.

15)

熊田貴之・宇多高明・芹沢真澄(2007):チョウセンハマグリの生息分布の予測モデル,海岸工学論文集,第54巻,pp.1201-1205.

16)

清野聡子・宇多高明・足利由紀子・神田康嗣・和田太一・城野博之(2007):干潟縁辺部における砂州で囲まれた塩性湿地の生物環境条件,海岸工学論文集,第54巻,pp.1271-1275.

 

[水工学論文集]

1)

宇多高明・木暮陽一・銭谷秀徳・三波俊郎・石川仁憲(2008):湖浜安定化から見た霞ヶ浦湖岸植生帯緊急保全対策の評価,水工学論文集,第52巻,pp.1213-1218.

2)

宇多高明・木暮陽一・銭谷秀徳・熊田貴之・三波俊郎・石川仁憲(2008):霞ヶ浦天王崎における湖浜再生に関する検討,水工学論文集,第52巻,pp.1219-1224.

 

[地形]

1)

宇多高明・西谷 誠・芹沢真澄・三波俊郎・石川仁憲(2007):等深線変化モデルによるsand body移動の数値解析,地形,Vol. 28, pp.399-414.

 

[土木技術資料]

1)

宇多高明・石川仁憲(2008):静岡海岸におけるsand bodyの発達と移動,土木技術資料,Vol. 50-3, pp.58-61.

 

[諸論文]

1)

松浦健郎・宇多高明(2007):鹿嶋海岸の砂浜再生-粗粒材養浜の試み, 土木施工, 第48巻第11号, pp.40-45.


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