(一財)土木研究センター/刊行物/出版物抄録

土木コンクリート構造物のはく落防止用
赤外線サーモグラフィによる変状調査マニュアル

 近年、構造物の維持管理技術の向上に対する関心は、行政および民間を含めて非常に高まってきています。特にコンクリート構造物においてはコンクリート表面のはく離・はく落の防止は維持管理上重要な技術の一つであり、その原因となるコンクリ−トの変状を容易にかつ経済的に調査する技術の開発発展が求められています。

 このような状況下、当センターは、魚本健人 東京大学生産技術研究所教授を委員長とする「赤外線サーモグラフィによる変状調査マニュアル作成委員会」を設置して、コンクリートのはく落につながる変状を、早期に発見する技術を研究し、その成果をマニュアル化することを審議してまいりました。この度「赤外線サーモグラフィによる変状調査マニュアル」の発刊のはこびとなりました。コンクリ−ト表面の変状調査の手引きとしてぜひ本マニュアルをご活用ください。


発行 :

平成17年3月

体裁 :

A4判 108頁

価格 :

3,962円(税、送料別)

 


目 次

第1章 総則

1.1 適用範囲

1.2 赤外線サーモグラフィ法の定義

1.3 本法適用上の留意点

1.4 用語 

第2章 コンクリート構造物の浮き・はく離、はく落

2.1 コンクリート構造物の変状調査

2.2 コンクリートの浮き・はく離、はく落 

第3章 赤外線サーモグラフィ法 

3.1 測定原理と測定機器

3.2 調査結果に影響を及ぼす要因

3.3 検出できる変状の種類

第4章 調査方法

4.1 調査の流れ

4.2 調査計画

4.3 資機材の準備

4.4 赤外線サーモグラフィおよび可視画像の撮影

4.5 確認調査

第5章 調査結果の整理と評価

5.1 概要

5.2 調査結果の整理

5.3 熱画像の判読

5.3.1 熱画像と対象構造物の位置関係の確認

5.3.2 誤認要因の抽出・除去

5.3.3 特異な温度変化を示す部分の抽出

5.3.4 熱画像判読図の作成

5.4 調査結果の総合評価と報告

資料1 赤外線サーモグラフィ法による調査事例

掲載事例

橋梁事例−1

橋梁事例−2

橋梁事例−3(1)  橋梁床版

橋梁事例−3(2)  橋梁床版

橋梁事例−3(3)  橋梁床版

橋梁事例−4(1)  橋梁高欄部

橋梁事例−4(2)  橋梁高欄部

橋梁事例−4(3)  橋梁高欄浮き部における表面温度の時系列変化

橋梁事例−5(1)  橋脚部

橋梁事例−5(2)  橋脚部

トンネル事例−1  トンネル中央部

トンネル事例−2  中央部および坑口付近

トンネル事例−3  夜間撮影

トンネル事例−4  頂版

ダムの事例−1   ゲ−トピア部の浮きおよびひび割れ

その他の事例−1  試験体

資料2 赤外線サーモグラフィ装置の原理

1.温度と赤外線放射の関係

1.1 プランク(Planck)の法則

1.2 ウイ−ンの(Wien)の変位則

1.3 ステファン-ボルツマン(Stefan-Boltzmann)の法則

1.4 キルヒホッフ(Kirchhoff)の法則
   (放射率、吸収率、反射率、透過率)

  1.4.1 キルヒホッフ(Kirchhoff)の法則

  1.4.2 放射率:ε

2.赤外線検出器

2.1 熱型検出器

  2.1.1 ボロメ−タ(熱型検出器)

2.2 量子型検出器

3.サーモグラフィ装置

3.1 装置の主な性能指標

3.2 背景雑音

3.3 伝搬経路中における吸収

4.まとめ


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